心もよう

心に素直で、想いのままに~

  ~雨空の彩り~

                                                                                                    

       

    
        いつ頃から 降り始めたのか
      雨空いっぱい 絵具の灰色で
      薄く のばされ 
      流されて 塗られたようで 
      何処までも 薄暗く 続いている 


       これは朝の彩り 曇り空
       だけど どんより 恵みの雨
       何よりも 穏やかになれそうな 
       霧のような小雨
       明日は 大晦日で
      今日よりも 慌ただしく 
       動いて 新年を待つだろう


      だから いまは
      のんびり ゆっくり 優しい時間
       ブログを綴りながら 今年を
      振り返っているけど
      とんでもなく やっかいな年は
      もうすぐ終わる 終わって欲しい


      まだ とても 
       乗りきった実感がなくて
      きっと 明日も同じだと想う
      新年の平穏な始まりに ”期待”
      何て・・・・自分を慰める


        今朝の雨 
          一向に 晴れそうにない
        素敵なティタイムで
         止まない雨を
           楽しんでいるけど~

   ~空白のページ~

                                  
  

      空白のページを
      生めようとしている
      いったい 何ヵ月ぶりだろうか?


       いつの間にか 
       通り抜ける風が冷たくなって
      庭の欅が赤や黄色に染まり
      ハラハラ ハラハラ 舞い落ちる
      花壇に咲いた 可愛い桃色の小花
       遠慮なしに 仲間と絡んで広がって
      山茶花と争っては 競い合い
      椛も 樫も 木斛も 楠も 
       待っていたように いまが見頃で~


       近くの 公園から続く小路 
       行き交う 子供の笑い声
       ホッとして 思わず
      誰かと 語りたくなる


       そう言えば 友が
      クロアチアへ 観光旅行に行って
      無事に到着したと メールが昨日 
      届いていたけど
      「きっと 素敵な旅だろう」


          何気ない
         何気なく
         何だか 戻りつつある
         感情や気持ち 心やココロ音
          飛ばして見たくなった
         書いてみたくなった
           季節の中で 
             季節と共に生きている 実感よ!
  
        さあ~ 
        まずは 珈琲タイムから~

  ~秋の雨~

                   

              


                    しとしと しんしん ぱらぱら


      何かを 語りかけるように
      降り始めた 今朝の雨
       陽を隠した 曇り空が
      嘆いているような
      戸惑っているような
      泣いているような
      秋の雨
  
       灰色の雲が 
       覆いかぶさるように
      空を 隠したから
      流れ落ちそうな 雫が
      樹木や 草花や 硝子窓を
      濡らして


         何処へ 行こうか
         何処を 濡らすか
        迷いながら 話しかけてくる


          ”このままでいいよ”


      しばらくは 
       雨音を聴きながら
      十月の雨 行方を気にかけて~


       しとしと しんしん ぱらぱら・・・

  ~ほら 見てごらん~

           

         


    ほら 見てごらん
    眩しいほどの陽射しが
    濃い オレンジ色に染まり
    思いっきり 両手を広げ
    背伸びしたけや木に 柔らかな
    小さな葉が 光を浴びて
    一斉に 芽吹き始めたのを


      ほら 見てごらん
      永い眠りから 目覚め
      圧倒されるほどの勢いで
      小枝も幹も 若葉でいっぱい
      裏庭に居座るように 大きくなり
      まるで 街路樹のようで
      子供の成長を願って 植えた木も
      家族を見守るように そびえ立つ


        誰にも言えない 寂しさも
         置き去りにした 悔しさも
          忘れられない 出来事や想いも
           今だからわかる 優しさや恋しさも
      
       全てを包み込んでしまった


    ほら 見てごらん
    もうすぐ 梢を揺する風が吹いて
    緑の香りを運んで来たら 枝垂れるほど
    生きいきとして 空に向かい
    煌めくだろう けや木よ!


     ほら 見てごらん

  ~ヒマワリは何処へ~

                   

       
      あまりにも 
       眩いほどの陽射しに 波打つような 
       乾いた風が吹いて 動きを止めても
      ただ ひたすら 平気な顔をして
      蒼空と お喋りしながら
      太陽を仰ぐ ヒマワリ


      野辺に咲いて
      仲間たちに囲まれ 草木や野花 
       蔓延る雑草に塗れ
      ヒマワリ色で 鮮やかに染めたら
      辺りいちめん 埋め尽くす勢いで
      何処までも 広がって行く


      何を求めているのだろう
      何を追いかけているのだろう


       人に元気を届けるように
        季節に咲いて 
          季節に戯れ 
            季節を彩り
         夏の花は輝いて 想いのまま


       いつか 
       涼風の吹く頃
        野が秋色に色づき始めると 
        風の香りを残したまま


         ヒマワリは何処へ~