~風に聴いてみる~
流れて行く 時間 流れて行く 季節 流れて行く 風の調べ 流れて行く 森の声 誰もいない 風のなか 誰かを呼んで 叫んでみる 返事がないのに また 呼んで 待っているよと ひとりごと 樹木の囁き 調べ 響き 何も... 続きをみる
~待っていたから~
窓辺に輝くような 陽射しの光が届いて 降りしきる春の雨は 止んだら 何処へ 消えてしまったのか 想いを寄せても もう どうにも出来ない いま 雨空を隠した朝露... 続きをみる
~春の雨~
また また 降り続く雨 春の雨は寂しそうに 小枝を濡らす しとしと しとしと しん.... 窓辺で 薄紅色に咲... 続きをみる
~ 流れのままに ~
このまま 流されても このまま ぶつかっても このまま 押し流されても このまま 弾き出されても 流れのままに 流されてみよう 何処へ行くのか 何処まで行くのか いまは 解からない その先の ... 続きをみる
~いつもの散歩道~
もう 野辺には 菜の花も水仙も 山茶花や桃の花も クローバーやつくしも いっぱい いっぱい 咲いて 広がり 埋め尽くすようで 賑やかになった 暖かな 陽射しに 爽やかな... 続きをみる
~飛ばそうとした夢袋~
寂しい 辛い 悔しい 悲しい 腹立たしい すべての 気持ち 何かしらの袋に入れて 風船みたいに飛ばせたら どんなに穏やかで いられるだろう ... 続きをみる
~忘れたい瞬間~
微睡む 蒼空 傾げる 吐息 生まれる 響き 奏でる 風音 何もかも 壊されたまま 時が 何気なく めくられ カレンダーのように 音もなく 過ぎ去るから ... 続きをみる
~想いの箱~
いま ”想い”を詰める箱を捜している 気持ちを いっぱい いっぱい 詰めて 辛さも 悔しさも 懐かしさも 愛しさも 思い出の中で飛ばしたら 何が残るのか 確かめて 落としたもの 零したもの 溢れ出たもの 拾ってみる 拾いたい きっ... 続きをみる
また また 降り続く雨 春の雨は寂しそうに 小枝を濡らし しとしと しとしと しん.... もう 窓辺で 薄紅色で咲いた山茶花も 花びらを散らして 嘆いてい... 続きをみる
~水仙の花が咲いて~
何処へでも 何処にでも 咲いて 可愛い仕種で 待っている 水仙の花 厳しい寒さにも 北風の強さにも 負けないで 木漏れ日が好きで 流れゆく雲が好きで 碧空を探して 雑... 続きをみる