心もよう

心に素直で、想いのままに~

  ~春を呼んで~


                  

      野辺には 
      少しずつ 暖かな陽射しが戻り
       ふりしきる 光の煌めきに
      野花が慌てたように 花開いて
       おどけて 戯れる


       そう言えば 
      菜の花も水仙も 誘われるように 
      周り一面を彩り 木々のなかで 
      いち早く  春を告げていたのに
      何故だか 寂しく映って
      芽吹きの 囁きも
      眠りから覚めた 生き物たちの
      逞しすぎる 動きも
      消されてしまったような 空気


        いつもの 散歩道
        野花とお喋りしながら
       風や雲や大空を感じるけど
       何処までも 広がっても
       天を仰いでしまう


     「いつまで続くんだい」
      言いたくないけど コロナの驚異 
     ただただ 終息を祈るだけで
     何も出来ない ジレンマ
     花も木も鳥も人も
      思いっきり 飛びまわりたい~
       だから 
        邪魔しないで 
          春を呼んで欲しい 
          みんなで 
           いっしょに遊ぼうよ!

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