心もよう

心に素直で、想いのままに~

  ~ヒマワリは何処へ~

                   

       
      あまりにも 
       眩いほどの陽射しに 波打つような 
       乾いた風が吹いて 動きを止めても
      ただ ひたすら 平気な顔をして
      蒼空と お喋りしながら
      太陽を仰ぐ ヒマワリ


      野辺に咲いて
      仲間たちに囲まれ 草木や野花 
       蔓延る雑草に塗れ
      ヒマワリ色で 鮮やかに染めたら
      辺りいちめん 埋め尽くす勢いで
      何処までも 広がって行く


      何を求めているのだろう
      何を追いかけているのだろう


       人に元気を届けるように
        季節に咲いて 
          季節に戯れ 
            季節を彩り
         夏の花は輝いて 想いのまま


       いつか 
       涼風の吹く頃
        野が秋色に色づき始めると 
        風の香りを残したまま


         ヒマワリは何処へ~

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